最終話 

今年オープンしたばかりのホテルで 

部屋は狭かったが綺麗だった。 

歯を磨いた後、キスをして 

彼はさちこの服を捲り始めた。 

彼はさちこのブラジャーを捲り、 

乳首やウエストに吸い付き始めた。 

さちこは全裸になってベッドに座る彼の前に立っていた。 

グレーのブリーフ一丁になった彼を押し倒し 

彼に跨った。 

「シャワーする?」 

「うん少しだけ入れたい。」 

「え、入れる?」 

「うん。」 

さちこがブリーフの上から 

彼の竿を素股でさすろうとした。 

「もう開いちゃってるじゃん。」 

「何が?」 

さちこの陰茎は彼の竿に食いつこうと少し開いていた。 

さちこがブリーフの上に股間を押し当てると 

彼は手で払い除けた。 

「ほら、濡れてるじゃん。」 

「あ、ごめん。ブリーフ汚しちゃったね。」 

「もう。」 

「じゃあシャワーしてくる。」 

「先に浴びたいの?じゃあ先に入っていいよ。」 

(先に浴びたいとかどうでもいいけど、 

なんだその言い方?) 

さちこは先にシャワーを浴びて 

ベッドで待っていた。 

彼がベッドに潜り込んできたものの 

先程の気分の盛り上がりはなくなっていた。 

ただ性欲を満たすことに集中した。 

今回のクンニではいけなかった。 

前回の素晴らしいフィット感を期待したものの 

なんとも硬さに欠けていた。 

(あれ?こんなんだっけ?) 

物理的長さは同じであるから 

かろうじて奥の正面には当たってはいるが 

硬さが頼りなくてなんとも惜しい感じであった。 

「立ちバックする?」 

「いい。この上でバックしよっか。」 

「うん。」 

この硬さでは立ちバックは無理だと思った。 

四つん這いになって尻を突き出した。 

やはり今回は手で誘導せずにはいられなかった。 

嵌めて腰を振り出すと 

流石に硬度は増してきた。 

「あ、気持ちいい。いきそう。。。」 

彼が他の男と違うところは 

長いが故に根元まで入れようと 

ぐりぐりするところである。 

それがさちこにはたまらなく不快で痛かった。 

「ちょっと痛い。」 

正常位に戻してもらった。 

大好きという気持ちはなくても 

彼の竿では簡単にいけた。 

お互いスポーツセックスのような淡白さで 

フィニッシュを迎え、 

ピロートークも色気のないものだった。 

前回とは明らかにお互いに気持ちのた冷めた 

セックスであることはお互いに感じていた。 

「今日はなんかすごい疲れた。 

エネルギー全部吸い取られたって感じ。」 

(失礼だな。) 

「すごい疲れてるね。」 

「なんなんだろ。」 

(前回より大した運動してねえのにな。) 

「ワクチンのせいじゃない?」 

「え?そうかなあ。」 

「そうだよ。多分。」 

「俺、こんなにしんどくなることないのに。」 

(だからそれが50歳ってことなんだよ。) 

「そろそろ帰る時間じゃない?」 

「あ、そうだ。」 

さちこはシャワーをした後下着をつけていると 

彼が抱きついてきた。 

まるで恋人同士のようにキスをした。 

「鼻どうしたの?」 

「お菓子食べすぎてニキビできちゃった。」 

「かいたんでしょ?」 

「うん、甘いもの食べすぎるとすぐ吹き出物できて 

これでも治ってきた方なんだよ。 

ごめんね。」 

(女の肌荒れを指摘するって 

ほんとデリカシーないよな。 

そういう小学生男子みたいな奴ほんと苦手。) 

駅まで車で送ってもらった。 

(彼とはもう会うことはないな。 

前回とのセックスレベルも落ちてるし、 

会う意味がないな。) 

「じゃあ、ありがとう。」 

彼からラインはくることはなかった。 

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