10話 シャワーの醍醐味

今朝は久しぶりのいいお天気で、

いよいよ梅雨が明け、

日差しが強く夏らしい暑さだった。

最近、岡田将生似のイケメンといい、

まだ食事しかしたことのない男といい、

デートのキャンセルが相次いでいたので、

今日は3時間彼の家でセックスするだけだが

全力で楽しもうと思っているさちこであった。

彼は朝から官舎の芝刈り活動があり、

さちこと会った後はサッカーの試合に出場するため

出かけると言う。

本来なら彼は明日会いたいと言っていたが、

さちこがデートの約束が入っていたから

今日にしてもらったのであった。

そんな思いもあり、

岡田将生の今朝のドタキャンはむかついた。

しかもドタキャンするなら

もっと早めに自分から言ってこいよ。と思った。

待ち合わせ場所で待っていると

彼がいつもの軽自動車で現れた。

ベンチで座っていたさちこは

彼に気づいて立ち上がり、車に駆け寄った。

「お待たせ〜。」

「おはよ〜。ありがとう。」

全ての車の窓が全開であった。

車を走らせても窓から

大した風も入ってこなく生ぬるい空気だった。

「今日は暑いね〜。」

「暑いね〜。朝から芝刈りめっちゃ暑かった。」

「あー、そっか。芝刈りだったね。ご苦労様。」

「もう梅雨明けたのかな。」

「そうなの?明日はまた雨っぽいけど。」

「明けたんじゃない?」

「そっか、もういつの間にか夏だね。急だね。」

「うん。」

「日差しが痛いわ。ねえ、クーラーつけていい?」

「つける?いいよ。すみません、気がつかなくて。」

「ごめんね。暑くてたまらんから。

クーラーつけたくない?」

「いや、いいよ。」

彼がエアコンのスイッチを入れた。

(そんなにガソリン代をケチりたいのか?

二十歳のドライブじゃあるまいし、

10分くらいなんだから

クーラーぐらいつけさせてくれ。

どうせ燃費いい国産軽自動車選んでるんでしょ。)

節約生活に同情はするが、

この暑さで窓全開でしのげるとは思えなかったから

我慢はしなかった。

「今日さ、エッチな下着つけてこようと思ったの。」

「いいじゃん。つけてきてよ。」

「で、つけて服着たら乳首が透け透けで、

無理だと思ってやめたの。」

「いいじゃん。透け透け。」

「ダメでしょ。

いくらなんでも服から見えてたら。笑」

「あー、服の上からわかるってこと?」

「そう。」

「それはダメだ。」

「でしょ?形だけクッキリ出るから

いつものやつに変えたの。」

「なんかその話だけでもう半勃ちしてきた。」

「そうなの?

先週できなかったから溜まってるね。笑」

「うん。」

彼の家の近所に着いた。

いつも通り、家の少し手前で車から降ろされて

一人でマンションの部屋に入った。

「洗濯物干していい?

さっき出かける時まだ終わってなくて。」

「うん、どうぞどうぞ。ごめんね、忙しいのに。」

「全然だよ。」

「手洗いうがいするわ。洗面所お借りします。」

「もう、すぐシャワーする?」

「そうだね。」

さちこは服を脱ぎ始めた。

先にシャワーを浴びて

ボディソープを体に塗っていると彼が入ってきた。

後ろからすでにカチカチになった肉棒を

さちこの尻の割れ目に挟み込んできた。

彼は手にボディソープをつけて

さちこのうなじにキスしながら、

後ろから乳房を撫でまわし、乳首を弄る。

さちこは右手で彼の硬くなった肉棒を

掴みながら彼に身を任せる。

彼の鍛え抜かれた硬い胸板と腹筋が

さちこの背中にピッタリとくっつく。

彼とは身長が変わらないとはいえ、

さちこはこのシャワータイムが大好きだった。

今度は向かい合わせになって

さちこが彼の背中を撫でまわし、

彼の尻の穴も丁寧にボディソープを塗りたくる。

そしていつものように

洗口剤を注いだキャップを手渡され、

グジュグジュして吐き出す。

彼が先に風呂場を出て、

さちこは後から出て体を拭く。

「いつもの和室はクーラーついてないから

今日はリビングでしようよ。」

「うん。」

彼はさちこに抱きつき激しくキスし始めた。

こういうとき彼の背丈だと立ったままのキスは

首が疲れなくて済む。

彼はさちこの耳や首筋に舌を滑らせ、

やがて右乳首に吸いついた。

さちこは朝から透け透け下着をつけてみた時から

発情していたから

すでに感度の高い吐息を漏らしていた。

「やっぱ布団でしよ。立ってやるのしんどい。」

「うん。でも暑いんじゃない?大丈夫?」

「そっか、やっぱ暑いかな?」

「だっていつも暑いって言ってるじゃん。

今日なんかきっとめちゃ暑くなるよ。」

「わかった。じゃあこのソファでする?」

「うん。」

「なんか敷くもの持ってくるわ。」

タオルケットを持ってきて、ソファに被せた。

「じゃあどうやってする?」

「どうする?」

「さっちゃん、じゃあまず横になって。」

クッションをアーム側に寄せて枕代わりにして

横たわった。

彼は今度は左乳首に吸い付き始めた。

さちこはしっかりと彼の吸い付いている姿を眺めていた。

「あんっ、気持ちいい。」

「気持ちいいの?」

「うん。」

しばらくすると

彼はさちこの脚を広げて豆をいじり始めた。

「すごい濡れてる。」

「だって、もうすごく気持ちいいもん。」

「気持ちいいの?」

「うん。」

さちこは少女のように可愛く頷いた。

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