9話 久々の顔面騎乗位

さちこは子宮頸癌の検診を受けた後

彼とデートの約束をしていた。

子宮頸癌の検診後5日間は性交渉は控えるように

とのことだったので

彼には今日はセックスはできない

ことは予め伝えていた。

彼はそれでもさちこに会いたいというので、

ランチしようということになった。

彼が検診会場まで軽自動車で迎えにきてくれた。

ちょうど建物の向かいにデニーズがあったので

そこで遅いモーニングを食べることにした。

「めっちゃ安くない?

デニーズってこんなに安いの?」

「あんまり来ないからわかんないね。」

「私も初めて来たわ。

朝ごはん抜いてるからモーニングにしようかな。

ふとしは朝ごはん食べてきたの?」

「うん。俺はドリンクバーだけでいい。」

彼がそう言うと

たった680円のモーニングでさえ

注文するのに気が引けた。

まあ今回は迎えに来てくれたし、

自分で払う気だったので

自分の食べたいものを注文した。

彼は先週帰省していたのでその時の話をし始めた。

「で、嫁とやったの?」

「してない。」

「あ、そうなんだ。ふーん。なんで?」

「チャンスがなかった。」

(チャンスがあったらやるんかい。)

「でも寝室一緒なんでしょ?」

「うん。

でも俺たちは1階の和室で寝てるんだけど、

息子の部屋がその上で、

嫁が息子達に声を聞かれたら嫌だからって嫌がるの。」

「へえ。でもそんな聞こえないでしょ。

寝てる時間なんだし。」

「でももう高校生だから結構遅くまで起きてるし、

時々1階に降りてきて冷蔵庫開けたりしてるから。

嫁は昔両親のセックスを目撃したから

自分は子供達に絶対みられたくないんだって。」

「私も中学生の時がっつり両親のセックス

見たことあるけど、

そりゃショックだったけど、

だからと言って自分が子供いたら

そんなに見られたくないって思わないと思うけど。。。

そんなものなのかなあ。」

「そう言って拒まれたから。」

「へえ。じゃあ近所の奥さんとかとはしなかったの?」

「しないよ。そんなのやばいでしょ。」

「じゃあ溜まってるんだね。」

「うん。」

彼の表情がいきなり

セックスしているときと同じ表情になり

フェロモンの塊が一気にドバッと

さちこに降りかかってきた気がした。

目に見えないフェロモンのオーラに

打ちのめされたかのように

さちこの性欲に一気に火がついた。

「今すごいやらしい顔になったよ。」

「そう?」

「うん。びっくりした。」

「そろそろ行こうか。」

「うん。」

店を出てさちこの家の方に車を走らせていた。

「さっちゃんの家の近所まで送って行くね。」

「ありがとう。あ、その前にニトリ行きたい。

寄ってもらっても良い?」

「ニトリ行きたいの?」

「うん。」

「良いよ。」

駐車場に車を停めてニトリに入った。

あの海老天事件の日以来、

彼と歩くときは手を繋ぐことはなかった。

ただ先ほど火がついたさちこは

店内に展示されているベッドに寝転ぶ彼を見て

上に乗っかりたくなった。

かろうじて我慢して椅子売り場に行くと

これまた椅子に座る彼の上に跨りたくなり、

キュンキュンすることはないが

ムラムラが止まらなかった。

さちこはヨガマットを買うことにした。

セルフレジで会計するのが初めてで

モタモタしていると

彼は自分のスマホを取り出して、

横から自分のアプリにポイント加算した。

大した金額ではないから大したポイントもつかないし、

さちこはポイントを貯めてるわけではないから

どうでもいいが、

そういうせこさがドン引きだった。

「ニトリまでアプリ入ってるんだね。

一人暮らしだしそんなに買うものないでしょ?」

「俺はありとあらゆるポイント貯めてるから。」

「へえ。」

(やっぱ引くわ。)

店を出た。

「じゃあさっちゃんちまで送っていくわ。」

「ちょっとふとしんちに寄っていく。

時間大丈夫なら。」

「うん。俺は大丈夫だよ。じゃあ寄っていく?」

「うん。」

彼の家に着いた。

ソファに座って休んでいると

「こっちで横になったら?」

いつもの敷布団に誘われた。

「うん。じゃあちょっとだけ横になる。

服シワシワになるから脱ぐね。」

肌着姿で布団で横になろうとすると

彼も添い寝してきてさちこにキスし始めた。

「今日はできないよ。」

「うん。」

そう言いながら始まってしまった。

彼はさちこの入り口だけをなぞっていた。

「さっちゃん、これでいけるのかなあ。」

「いけるよ。気持ちいいもん。」

「さっちゃん、俺の顔の上に乗って。」

「え?いいの?」

「うん。それでイカしてあげる。」

「うん。」

さちこは彼の顔の上に跨った。

顔騎をしたのは

独身時代に旦那とした以来のことだった。

しかも今回は白昼堂々と

彼の顔を見ながらで恥ずかしかった。

彼が舐めている表情は突いている時と全く異なり、

少年のような可愛らしさがあった。

とはいえ、イケるほどの気持ち良さではなかった。

彼が大きくなっているので

咥えていかせてあげることにした。

「いきたくなってきた。」

「いいよ。口に出して。」

「いいの?」

「うん。」

「いくよ。」

「うん。」

大量の白い液が口の中に溢れ、

すぐに彼の腹の上に吐き出した。

「めっちゃ吐いたね。」

「そりゃめっちゃ出たからだよ。

飲まないよ。AVやあるまいし。」

「そっか。まあいいんだけど。

めっちゃ出すなって思って。笑」

「そう?笑」

ある意味彼の太い竿でも

ちゃんと口出しさせれるようになったと

さちこは味わい方の技術向上に自信がついた。

「じゃあ来週いっぱいしようね。」

「うん。」

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